〇●ポーカーフェイス●〇
部屋の中はホテルの一室のような雰囲気だった
ソファーとテーブルがあり、大きな窓からは夜景がきれいに見えた

私は食事用のテーブルにエスコートされ、椅子に座った




しばらくすると一流のフルコースが出てきた
宏太はそれをきれいに食べいろいろと話をした




私もこういう料理は他の男がしょっちゅう連れて行ってくれるため、慣れていた
そんな私の様子を見て宏太は微笑んだ



「何だか手馴れているね。何人かここに連れてきたことあるけどこんなに上手に食べている女の子は初めてだよ」






「これくらい常識です」





「そうだね。」





「よくここで食事するの?」





「まあね。ここは俺の部屋みたいなものなんだよ。男友達何人かでここに集まることもあるし、食事をしなくてもここに来ることだってある」






「毎日こんなところで食事できるなんてうらやましいわ」






そう私が言うと宏太は寂しそうに笑い目を下に反らした





「そんなことないよ。でもここが気に入ったなら毎日でも来てもいいよ。好きな時に来ればいい」






この人は本物のお金持ちだ
こうして私の中の男のリストの中にまた一人名前が加わる





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