〇●ポーカーフェイス●〇
「そう思う?…まあね、実際モテなくはないよ。彼女はいなくても何人か連絡をとっている子はいたよ」
「あぁ、特定の人を作らないで遊んでたいのね?」
私は呆れたようにそういうと宏太は私から目線を外し,夜景の窓のほうへと目をずらした
「みんな俺のことを好きなわけじゃないから。あの子たちがほしかったのは俺自身じゃなくてこの部屋と車と名門大学ミスターの彼女っていう肩書」
そう何処か一点を見つめながら低い声で話した
「結局お金なんだよ。お金さえあればなんだって手に入る。女も友達もみんなそうだよ」
そんな一言に私は深く共感した
「その通り。お金が絡めばみんな簡単に裏切りだってできる。誰も信じない方が正解よ」
そんな私の言葉を聞いて宏太は眉を潜めて私を見た
「でもな、俺にも信じられる友達が一人だけいたんだ。でもちょうど二年前に死んだ」
「何で?」