教えて!恋愛の女神様
ガッキーン!と言う金属音が室内に響き渡った。鉄平は『うっ!』と言って顔をしかめ、手を止めた。椅子の足にぶつかった衝撃が激しく伝わり、しびれたらしい。
裕矢はそのチャンスを逃さず、椅子の背もたれで鉄平のみぞおちをぶん殴った。鉄平は『ううっ』とうなり、左手でおなかを押さえうずくまった。
すると裕矢は椅子を放り投げ私の手をつかみ、部屋を出ようとした。どこかへ逃げるつもりらしい。私は反対する事なく、一緒に逃げようと入口へ向かって走った。
ふいに、ドン!と音がして、裕矢が前のめりに倒れた。振り返ってみれば、鉄平が椅子を手に持ち立っていた。さきほど裕矢が使ったものだ。ナイフは床に投げ捨てられている。裕矢は背中をたたかれたらしく、うずくまったまま動かない。
鉄平を見れば、目が不気味にギラギラと輝き血走っていた。
「知佳、ヨリを戻そう」
「い、いや……いやっ!」
「愛しているんだ!体が目的じゃない!」
鉄平は椅子を床へ放り投げると、私の手をつかんだ。
「キャアッ、放してっ!」
「絶対幸せにする。心から誓うよ」
「いやっ、いやっ、いやっ!」
「さあ、俺と天国へ行くために誓いのキスをしよう」
「イヤァーッ!」
鉄平は椅子を床へ投げ捨て、私の体を抱きしめた。逃げれないようしっかりと抱きしめれば、再び唇を近づけて来た。
(もうキスなんてごめんだわ。鉄平とキスするくらいなら死んだ方がマシ!)
あまりにもイヤなので、舌をかんで死んでやろうと思った。
すると突然走ってくる音が聞こえ、そばまで来ると止まった。鉄平も何事かと思いキスしようとするのをやめ、足音のした方を見た。そこには日本人形のようにサラサラのストレートヘアをした大学生くらいのかわいらしい女の子がいて、手に血のりのついたナイフを持っていた。
彼女が持っているナイフは、鉄平の物だった。彼女の目は背筋が寒くなるほど切羽詰まっていた。鉄平の顔はいつのまにか恐怖に染まっていた。
「け、ケイコ……どうしてここに、い……」
鉄平が全てを言い終わる前に、ケイコと呼ばれた女の子は鉄平の横腹をグサリと刺した。
「キャアーッ!」
私はあらん限りの力で叫び硬直した。鉄平は目を全開で見開くと、私から手を放し、その場にぼう然と立ち尽くした。右手でジャケットを開けば、刺されたところを見た。
裕矢はそのチャンスを逃さず、椅子の背もたれで鉄平のみぞおちをぶん殴った。鉄平は『ううっ』とうなり、左手でおなかを押さえうずくまった。
すると裕矢は椅子を放り投げ私の手をつかみ、部屋を出ようとした。どこかへ逃げるつもりらしい。私は反対する事なく、一緒に逃げようと入口へ向かって走った。
ふいに、ドン!と音がして、裕矢が前のめりに倒れた。振り返ってみれば、鉄平が椅子を手に持ち立っていた。さきほど裕矢が使ったものだ。ナイフは床に投げ捨てられている。裕矢は背中をたたかれたらしく、うずくまったまま動かない。
鉄平を見れば、目が不気味にギラギラと輝き血走っていた。
「知佳、ヨリを戻そう」
「い、いや……いやっ!」
「愛しているんだ!体が目的じゃない!」
鉄平は椅子を床へ放り投げると、私の手をつかんだ。
「キャアッ、放してっ!」
「絶対幸せにする。心から誓うよ」
「いやっ、いやっ、いやっ!」
「さあ、俺と天国へ行くために誓いのキスをしよう」
「イヤァーッ!」
鉄平は椅子を床へ投げ捨て、私の体を抱きしめた。逃げれないようしっかりと抱きしめれば、再び唇を近づけて来た。
(もうキスなんてごめんだわ。鉄平とキスするくらいなら死んだ方がマシ!)
あまりにもイヤなので、舌をかんで死んでやろうと思った。
すると突然走ってくる音が聞こえ、そばまで来ると止まった。鉄平も何事かと思いキスしようとするのをやめ、足音のした方を見た。そこには日本人形のようにサラサラのストレートヘアをした大学生くらいのかわいらしい女の子がいて、手に血のりのついたナイフを持っていた。
彼女が持っているナイフは、鉄平の物だった。彼女の目は背筋が寒くなるほど切羽詰まっていた。鉄平の顔はいつのまにか恐怖に染まっていた。
「け、ケイコ……どうしてここに、い……」
鉄平が全てを言い終わる前に、ケイコと呼ばれた女の子は鉄平の横腹をグサリと刺した。
「キャアーッ!」
私はあらん限りの力で叫び硬直した。鉄平は目を全開で見開くと、私から手を放し、その場にぼう然と立ち尽くした。右手でジャケットを開けば、刺されたところを見た。