愛と銃と。


手術は無事終わった。

咲は今も入院してるけど
あと一ヶ月もすれば
退院できるらしい。


俺は咲が起きるまで
ずっと隣にいた。

といっても1日だけだけど。


次の日に咲は目を覚ましたから。

それで彼女は言う。


「あたしの、陽翔だ」


って、笑って。

俺はただ笑顔を浮かべることしか
できなかった。

そんな彼女を見て
突き放すなんて無理だ。


「また、お見舞い来てね」


って、言う訳。

俺は戸惑った。

咲がなにをどう思ってんのか
わかんねぇけど。

突き放せなかった。


もし突き放しでもしたら
今にも暴れ出しそうだった。


< 164 / 179 >

この作品をシェア

pagetop