おじいさんの懐中時計
――気がつくと、あの家の側にある公園にいた。ブランコに1人で乗っていた。


顔を上げると、目の前に、高杉君が友達と遊んでいた。ほっとした。やっぱり僕は、瀬尾真琴なんだ。


「――高杉君、今日はごめんな。明日は本当にプラモ作りしような。」


高杉君は、変な顔をした。まだ、怒っているのかな?。


「君、誰?。」

「エ!?。瀬尾真琴じゃないか!?。」

「知らないよ――僕。」

高杉君は、知らんぷりをして、また友達と遊び出した。


「高杉君、あの子知ってるの?。」
側に居た子が、高杉君に聞いている。

「知らないよ―。誰かと勘違いしているんだろ―。」


高杉君まで――。
一体どうなっているんだ。


僕のこと、忘れるはずないのに――。
何か変だ――。


僕が変なのか?。誰なんだ!?。僕は?。




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