†導かれる聖女†


「わかった…
こっちへ来い…」


ルークは繋いだ手を引き、私を引き寄せる。


―フワッ


「…っ!!!?」


体が浮き上がる感覚がする。浮遊感と同時に温もりを感じた。


「…ル、ルーク…」


横抱きにされたままルークは走り出す。


「舌を噛む…少しの間黙っていろ」


有無を言わせないその口調に私は無言で頷く。







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