BOND
「ほら!飲めよ!」



田村さんは私の手を引いて個室に押し込んだ。




そのとき、チャイムが鳴った。




「チッ。運のいい奴。」




そう言って出て行った。





はぁ…。





私は個室に入ったまま動けなかった。





そのまま鍵を閉め閉じこもった。





涙すら出てこない。





まさに無だった。





どうしてこんな目に合わなきゃなんないの…。






私はポッケから携帯を取り出した。





メールが3件。





武藤くんと吉瀬くんと明からだった。
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