BOND
父さんは優しく微笑んで俺を見た。





父さんが笑ったとこ、久しぶりに見た。






「ありがとうございます。」


「快、お前の夢は変わっていないのか?」


「はい。変わっておりません。」


「そうか。‥でも俺はお前の夢を認めてはないからな。」


「…失礼します。」






俺は軽くお辞儀をして社長室を後にした。







父さんは俺に会社を継がそうとしている。






兄貴も継いではいるが、多分、支社を増やすつもりだ。






はぁ。







今回の件がうまくいったら、俺は夢を諦めないといけなくなるかもな‥。





そしたら、友美とは…。





俺は首を横に振り、歩き出した。
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