BOND
「落書きのことは片付けたから。」


「え?」


「だからもう心配ない。」




私は武藤くんを見上げ、固まった。




もしかして、落書きで泣いたと思ってる???




いや…これは裕のせいなんだけど…。




「わかったか?」



優しく微笑まれ、私はドキッとなった。



「‥はい。」


「ん。」




ニコッと笑った武藤くんは仕事に取り掛かった。






裕のことは黙っておこう。





これ以上心配かけてもいけないし。







休憩に入ったとき、私は睡魔に襲われた。






あぁ…眠い。




私はソファに身を預け、眠りに落ちてしまった。
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