薔薇騎士〜ローゼンナイツ〜
「アレン兄様
一緒にお庭に行きましょ」

6歳になった幼いながらも美しく成長している

「秋薔薇が綺麗に咲いているってオルセンじい様が言ってたの」

オルセンは祖父の時代から我が家に仕える執事だ

「オルセンが言うなら美しいんだろうな、
今日は庭で過ごすか?」

エミリアと会えない日々が続いていたからな

「本当に!
いつもお勉強が忙しいって」

嬉しそうに笑うエミリアが愛おしい

「あぁ、午後からは暇だし遠乗りでもと考えていたんだ、
エミリアと一緒にな」

エミリアと呼ぶようになったのもこの頃だったな

「アレン兄様、大好き」
エミリアの笑顔が好きだったな

「喜んで貰えて美しいよ、我が姫
準備しておいで」

急いで準備に行ったエミリアは歳相応に見えたな

アレン 11歳
エミリア 6歳
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