あのゴールまで〜はじまり〜
「よお!!」
後ろから声がした。
振り返る。
「ぉはよっ」
「津久野かぁ。おはよ」
私は笑顔で言う。
津久野はハーフパンツだ。
ポケットに手をつっこんで、首をすくめている。
私は再び歩きだす。
津久野は私の横を歩く。
「津久野ー、ポケットに手、いれてたら転んだとき危ないよ??」
私は津久野のポケットを指差す。
「それ、お母さんにも言われたっ」
クスクスと、津久野は笑いだす。
うちって精神年齢けっこうおばさんなわけ??
でも私もだんだん可笑しくなってきて、結局笑ってる自分がいた。