あのゴールまで〜はじまり〜
―流星―
俺の目の前をトボトボと歩いている女がいた。
立石望。
コイツは明るくて、ツボが可笑しくて、一生懸命な奴。
俺はこの女に話し掛けたいっていうか、声をかけたかったから喉から声をしぼりだそうとした。
「おはっ・・・「よお!!」
俺の声に被せて、誰か他の男が声をかけている。
誰だ??
・・・津久野??
津久野は一緒にリレーをやって気が合う奴だとわかった。
俺の勘、津久野は立石のことが好きだ。
何故かそう思うと、足が前に出なくてただ呆然と 立ち尽くした。