天使のキス。
「ただ…
万が一…
俺の…根性が…
足りなくて…
待っててやれなかったら…
その時は…
ごめん…」


「やだ。
健ちゃん、何言ってるの?
謝らないでよ!
ちゃっちゃと手術でも何でも受けて、早く元気な健ちゃんに戻ってよ!」


健ちゃんはあたしの言葉に、ほんの少しだけ笑い、そして言った。


「間に合わなかったら…
その時は…
愛里…
小説…
…書いて…?」


「…え?」


「愛里と悠が…
どうなったか…
俺、心配…してる…から。
小説書いて…
本に…して。
それを…俺に…
届けて…よ」


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