私はいつも1人だった
私が振り向いたと同時に月の明かりが私たちを照らした。
月の明かりで私の白い髪の毛は輝きを放ちよりよく目立たさせた。
「や、やっぱり白狐じゃねぇか!!おい、逃げるぞ!!」
逃がさないよ。
他の4人は逃げたけど私は1人の男の手を掴んだままだった。
掴まれている男はどうにかして逃げようとしている。
「族、入ってる?」
私の問いかけに一瞬ビクつきながらも頷いた。そしてすぐにしまったと気づいたのか、顔を真っ青にして慌てている。
「どこ?」
声を低くして睨みながら言うと、ガタガタと震えながら男は答えた。
「く、く……ろ。……………黒蛇。」
「そっ」
私が男の手を離すと男はすぐに逃げていった。