7 STARS
*最終電車*
「あらー明けたわね。あけましておめでとう。」
「今年もよろしくねぇー。」
「うふふ、こちらこそ。」
…お母さんたちの、会話。
「しかしなぁ…うちの奏人と菜々ちゃんが付き合うようになるとはなぁ…。
菜々ちゃん、いつでも嫁に来ていいんだよ?」
「親父!」
奏人が叫んだけど、そんな言葉を無視して、奏人のお父さんが私に微笑む。
「そうだぞ菜々子。奏人くんなら安心だ。」
「ちょっ…お父さん!」
「それにしても、奏人ったらやるじゃない。いつの間にか菜々ちゃんのこと落としてたなんて!」
「落としたとか言うなよ母さん!」
「二人の結婚式はいつかしらねー?いつやります?」
「ちょっ…お母さん!そんな話っ…!」
〝結婚〟という二文字に顔が熱くなる。
…考えてないことはないけど、奏人と話したことは…ない。
「菜々子、行こう。」
「へ?」
ぐいっと掴まれた腕。
私は奏人を見上げた。
「こんな酔っ払いたち放っておこう。」
「…あ、なるほどね。」
私はコートを羽織って、奏人と一緒に外に出た。
「あらー明けたわね。あけましておめでとう。」
「今年もよろしくねぇー。」
「うふふ、こちらこそ。」
…お母さんたちの、会話。
「しかしなぁ…うちの奏人と菜々ちゃんが付き合うようになるとはなぁ…。
菜々ちゃん、いつでも嫁に来ていいんだよ?」
「親父!」
奏人が叫んだけど、そんな言葉を無視して、奏人のお父さんが私に微笑む。
「そうだぞ菜々子。奏人くんなら安心だ。」
「ちょっ…お父さん!」
「それにしても、奏人ったらやるじゃない。いつの間にか菜々ちゃんのこと落としてたなんて!」
「落としたとか言うなよ母さん!」
「二人の結婚式はいつかしらねー?いつやります?」
「ちょっ…お母さん!そんな話っ…!」
〝結婚〟という二文字に顔が熱くなる。
…考えてないことはないけど、奏人と話したことは…ない。
「菜々子、行こう。」
「へ?」
ぐいっと掴まれた腕。
私は奏人を見上げた。
「こんな酔っ払いたち放っておこう。」
「…あ、なるほどね。」
私はコートを羽織って、奏人と一緒に外に出た。