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「…顔、真っ赤だ。」


顔を覗きこまれ、小さな声で篤さんがそう言った。
そして頬に唇が触れる。
瞼に、そして別の側の頬に。


「…っ…。」

「…可愛いな、お前。」

「んっ…。」


今度は唇に、触れるだけのキス。
腕を解かれると、距離ができる。
篤さんの手が、私のパジャマのボタンを一つずつ外す。


「なっ…何をっ…。」

「お前、いつの間にか服着てたんだな。
寝る前に脱がせたのに。」

「…っ…服着ますよっ…!ていうか朝ですっ!こんなこと…っ…ん…っ…。」


また唇を塞がれる。
そしてボタンが完全に外され、下着が露わになる。


「…っ…篤さん…っ…!」

「そんな声で呼ばれても…歯止めにならねぇよ…。」

「…っ…。」


キャミソールをゆっくり下ろされる。
右肩にそっとキスが落ちる。


「篤さんっ…!」

「なんだよっ…?」

「だ…ダメですっ…初詣行こうって…約束…。」

「あー…あぁ、そうだったな。」


篤さんの手がぴたりと止まった。


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