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*小さな背伸び*



「あけましておめでとう!はるママ、陽パパ!」

「あけましておめでとう、梨亜。」

「あらー今日はメイクバッチリじゃない?」

「あたしはいつだってメイクばっちりでーす!」

「テスト前は酷い顔してるじゃない?」

「その話はいいのーっ!」


「あけましておめでとうございます。梨絵さん、久哉さん。」

「あけましておめでとう、晴輝。
今年も梨亜をよろしくね?」

「梨亜に手を出したらタダじゃ…!てのはじょーだん♪」

「は…はぁ…。」


明けました、新年!
お互いの家に新年の挨拶したし…ってなわけで、今からあたしと晴輝で初詣!


「じゃ、行ってきまーす!」

「行ってらっしゃい。」





「随分落ち着いたわよねぇ…あの二人。」

「晴輝の進路でモメたとき、陽が仲裁に入ったんだっけ?」

「入らなくても晴輝がなんとかしただろうけど…梨亜も意地っ張りだから長期化すると色々面倒かなって。」

「お前、父親の俺より梨亜のこと分かってるんじゃね?」

「んー…梨亜、分かりやすいし可愛いからね。」

「はる!お前の旦那、お前以外の女に可愛いとか言ってるぞ!」

「べっつにー?今更何を。」

「…はる、大人になったぁー…。」

「ていうかあたしたちも初詣行くよ!」

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