君に溺れて

アタシはただただ立ち尽くしてた。無性にドキドキして…

目の前にある鏡を見つめてみる。アタシとみーくんがそこに写し出される。

(改めて見るとみーくんやっぱりキレイな顔だな…プールの塩素で色の抜けたうっすら茶色の髪、笑った時にふにゃってなる目、白い肌、スラリと伸びてアタシの髪に絡みつく骨っぽい指)

(って何でアタシずっとみーくんの事盗み見てんのっ)

< 17 / 56 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop