トリップ少女
そこは海底の崖というのだろうか
崖の壁に大きな穴が開いている
洞窟の様だが、中の様子は何も見えず、音も聞こえない真っ暗な空間だった
「ミラン…私をだましてない?」
「そんなことしないわ」
本当にー?という目で若菜はミランを見たが、ミランはそれをあっさり躱した
「さすがの私も時間に余裕のないときに嘘はつかないわ。この中にカレンはいるのよ」
「こんな恐ろしいところに…?」
「入ればわかるわ。行くわよ」
「ま、待ってよ~!おいていかないで~」
若菜は実際泣いていたが、涙はそのまま海の水と混ざった
「今行くから~」