トリップ少女
「若菜、どういうこと…?」
カレンが訴えるように若菜を見つめていた
…まずい、やってしまった
「私たちのいる世界は嘘?私の存在は?今までの私の孤独も悲しみも、今抱いている喜びも嘘なの?私と仲良くしてくれたお姉さまも若菜も存在しないの?…ねえ教えてよ若菜、教えて…」
「ううん、ごめんカレン、そういうことじゃないの。本当にごめん。カレンを否定する気なんてないの。ただ、ついカッとなって…」
若菜はあからさまにしどろもどろしていた
これほどまでに純粋に受け止められるなんて予想もしてなかったのだ
「若菜さっきからおかしいよ。私に何か隠してるの?ねぇ若菜、若菜ってば!!」
カレンの目じりに小さいサファイアが出来ていた
どうしようどうしようどうしよう
若菜が困惑しているとミランがため息をついてカレンの涙を手に取った