トリップ少女
そして若菜は地味に気になっていたことを尋ねた


「あの、あなたいくつ?」



「さっきからしょうもない質問ばかりぶつけてくるな。逆に聞こう、いくつに見える?」



「14歳くらい」



「は、とんだガキじゃないか。」



「え、違うの?」



「その上失礼ときた。いいか若菜、見かけにだまされるんじゃないぞ。」



「じゃぁ12歳?」



「どこまでも失礼なやつだな。」



アルスランは少しむっとした。



「良いか?僕は君よりずっと年上だ。それこそ、自分の年齢がもはや分からなくなるくらいにはな。」



「え…?」



「お前は分からんでもいい。もう良いか。」



「あの、あとひとつ」



「何だ。」



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