トリップ少女

「カレン、大丈夫?」


若菜は恐る恐るカレンを呼んだ




「…?」


カレンはしばらくぼうっとしていた



「あぁ、若菜。やっと会えたわ。…ねぇ若菜、どうしたらこの美しい人は目を覚ましてくれるの?」



カレンは今にも泣いてしまいそうだった




「えぇっと、それは…」



人工呼吸、といっても若菜も正確にやりかたをマスターしているわけではない



それに人工呼吸って言ったら…キ、キスじゃない!



若菜が一人戸惑っていると、ミランはすかさず助け船をだした




「大丈夫。そこで安全に寝かせておけば、明日の朝には必ず目を覚ますから」



「本当に?何もしなくても、大丈夫?ついてなくても?」




そばについていたいのがありありと見えた


「絶対大丈夫。それより早く、今はあなたの方が危険だわ。日が昇ってみんなが目を覚ます前に帰りましょう」


「でも、」



「じゃあ若菜、あとは頼んだわ」



…はい?



ミランは明らかに未練を残しているカレンを説得する役目を私に押し付けて先に行った
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