トリップ少女
そんな二人をまじまじと見ながら、若菜はふと疑問に思った
…この人たちって、何者?
今更なんてものじゃないのだが、初回ははぐらかされたような詳しく聞いちゃいけないような勢いだったので、それ以降はなんだかんだ忙しく、聞きそびれていたのだ
一体いつから一緒にいるんだろ?
見た目より全然年取ってるって話だったような気もするし
「まったくアルスランは怒りっぽいんだから。そんなんじゃ長生きできないわよー」
「怒りっぽいのはミランの方じゃないか?いつも若菜に対してキレまくってるじゃないか」
「若菜は別。いいのよあの子は」
いや良くないけれども
怒りっぽさでは、アルスランもミランも若菜から見れば甲乙つけがたかった
心の中でツッコミを入れていると、いきなりアルスランが話しかけてきた
「おい若菜。どうだった?今回の旅は。なかなか大変だったそうじゃないか」
「あ、そうね…大変といえば大変だったけど、」
若菜の表情が陰ったのをアルスランは見逃さなかった
そしてミランにそっと耳打ちした
二人して何言ってるんだろう?