月夜の太陽
「もしかして、今の彼はエレナの恋人?」

「うんッッ////リリアおばさんの息子で毎日お店の手伝いしてるの」

「それで毎日ご飯を食べにきてるのね!?」

「そうなの!!」



毎日恋人に会いたくて来てるんだ。


いいな。


エレナ凄く幸せそう。



「ルナは恋人いないの?」

「私は今までできたことないの」

「えぇ!?こんなに可愛いのに!?」

「可愛くなんかないったら!!」



お城の中で私に近づいてくるのは私が好きなわけじゃない。


きっと、エメラルディアという名前が欲しいだけ。


はっきり言って、私の事を知って近づいてくる者は信用できない。


だから、今こうやって純粋に友達として接してくれることが凄く嬉しい。





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