月夜の太陽
私もエレナも異世界の話に興味津々で、色んな話を聞かせてもらった。


お母様は日本という国で育ち、日本に昔から伝わる童話やお祭り事、恋人たちや恋する人たちの為の日があること、今まで聞いたことがないことばかりで時間が経つのも忘れ話を聞いていた。



「ウェルヴィアももっと行事を増やせばいいのに。ヴァレンタインデー?はとっても素敵な行事だと思う」

「でも女性から告白するなんて勇気がいると思わない?やっぱり男性から告白してほしいなって思っちゃう」

「元々は男性から告白するものだったみたいよ。でも時代が流れるにつれ、いつの間にか女性から告白するようになってしまったみたい」

「そうなんですか?だったらもしウェルヴィアでヴァレンタインデーという日を作るのなら男性から告白する日にしてほしいです」



今改めてなんて大胆な事をしてしまったんだろうと思ってしまった……私は自分からソルに気持ちを伝えてしまった。


段々恥ずかしさは増し、顔が火照っているような気がした。



「大丈夫?」

「えっ!?」

「なんだか落ち着かない様子だから」

「………私から告白したんだよね…ソルに」

「そうなの!?」



エレナたちの驚いた顔を見ていると穴に入ってしまいたいくらい恥ずかしさを通り越し、気まずくてしょうがなかった。


そんなにビックリしなくても………。






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