月夜の太陽
婚前パーティーまで後一週間。


婚前パーティーが終わるまでロナウドはずっといてくれるらしく、私は毎日ロナウドと過ごしていた。


ソルはまだ眠っていて、もう半年が過ぎようとしていた。


ロナウドと結婚すると決めてからは一度もソルの元を尋ねていない。


ソルからもらったハートのネックレスも鍵のかかるアクセサリーケースに入れ、引き出しの奥底へとしまった。



「エレナは毎日子育てに奮闘中なんだって」

『無事に生まれてよかったよ。男の子だから大きくなったらエレナに似るのかな』

「エレナに似てもフィズさんに似ても綺麗な男の子になるんだろうね」



お父様とお母様にお願いをして、エレナの出産祝いに行ってきた。


ロナウドも一緒にと誘ったのだけれど、自分がいない方が楽しめるだろうからとリオとサハルドの3人でお店にお邪魔した。


久しぶりの変装で少し恥ずかしかったけど、みんなと会えて本当に楽しかった。


それに赤ちゃんを抱っこしたのも初めてで、可愛くて顔が自然と緩んでしまった。


一番意外だったのが、いつもお堅い表情を浮かべているサハルドさえも赤ちゃんにメロメロにされていたことだ。


その顔をラキにも見せてあげたかった。






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