月夜の太陽
食事の時間までまだ少し時間があるため、みんなでお茶でもしながらお喋りしようということになり、客間のテーブルを囲み賑やかな時間を過ごしていた。


途中でリオも加わり、話は更に盛り上がり部屋中笑に包まれていた。



「ディアナにいつ想いを伝えるの?」

『なッッ今する話じゃないだろう!!』

「早く気持ちを伝えないとどこぞやの馬の骨に取られちゃうわよ」



真っ赤な顔を隠すようにテーブルに項垂れるリオを見てみんなお腹を抱えて笑い出した。



「リオが結婚するまで私は結婚できないんだからね」

『何でだよ!?』

「お兄ちゃんより先にするわけにはいかないわよ。それにそうでも言わなきゃ進展しないでしょ」

「今日のルナは意地悪だ………」



美味しいお茶を飲みながら和やかに話をしていると慌てたようにドアがノックされ、息を切らした使用人が部屋に入ってきた。



「お話中に申し訳ありませんッッソル様が目を覚まされましたッッ!!」



嬉しいはずなのに頭は真っ白で、私はその場を動くことが出来なかった。


みんな急いで部屋を飛び出し、椅子に座ったままの私の隣にはいつの間にか心配そうな顔をしたロナウドが立っていた。







< 438 / 471 >

この作品をシェア

pagetop