ヤクザに愛された女 弐
しばらくすると
バイクの音が聞こえて、
「あんたね、駅前だけじゃ
分かんないでしょうが!!」
と生意気なまゆの声が聞こえた。
「ごめん」
そんなまゆに反論すらする
気力がなく謝りながら
ゆっくりまゆのほうに振り替えると、
「…え?」
ついそんな間抜けな声が出た。
「それ誰の?」
なんて分かり切った
質問をするあたしはやっぱり、
「あたしのにきまってんでしょ!!
あんたやっぱ馬鹿ね」
「…はい」
返す言葉もございません。