ヤクザに愛された女 弐
紅乱倉庫
走って走ってやっとついたとこ。
工場の物置に使われていた
一つの倉庫。
今は一般人は誰一人として足を踏み入れない。
そこにあたしは一人できた。
仲間と行ってくれる
海皇のために。
大事な海斗のかたきのために。
大好きな龍二さんのために。
そして、
なにより自分の過去の為に。
「ふぅー」
あたしは深く深呼吸をすると、
バァーン
思い倉庫のドアを開けた。