ヤクザに愛された女 弐
“んだこらぁ”
“誰だこれ”
ドアを開けると一斉に聞こえる
怒鳴り声。
あたしに立ち向かおうとする男達。
そんなん関係ない。
「あの女は?」
あたしは周りを一睨みすると
低い声でそう言った。
「どの女だよ?」
一人の男がニヤニヤしながら
あたしの前まできた。
「……ここの初代総長の家族」
「は…?」
あたしが目の前の男をキッと
睨むと男の顔は気持ち悪い
くらいにふざけた顔。