魔法の戦士《bellator》
「でも、彼女を黙らせるには効果的だったみたいよ?」

テナが如月を見る。


「…。」

呆然としてる。

「如月?」

幸大が言う。


「…。

はっ!

お、おお、おま、なに…」

「落ち着けよ。」

「お前、何を言うんだ!?

抱きつくだけでも万死に値するのに、さ、さらに美人だからなどと…」

「めちゃめちゃ動揺してるし…」

委員長が言う。


「お、覚えてろ!!」


如月が屋上から去っていく。


「…面白い奴だな。」

幸大が言う。


「幸大…説教が待ってますのよ?」

姫が優しく言うが、幸大を掴んだ手には力が入っている。

「浮気ですか?

ダーリンには私がいるのに…」

「いや、マジで箸で刺すと痛いんだから…」

「へぇ、私のフォークで刺されるのとどっちが痛いのかしら?」

委員長がフォークを握る。



その後、屋上には断末魔が響いた。
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