魔法の戦士《bellator》
「ふてくされるなよ…

綺麗な顔が台無しだぞ?」

「な!?

お前はまた…」

「本当のことを言ってるんだ。」


「な!?」

「ハスタ《槍》」


幸大が魔方陣から槍を取り出した。


「お前、何処から…」


「退魔師ってことは光か?


ルクス・ハスタ《光の槍》」

槍の刃の部分が光の刃に変わる。


ヴンッ、

ヴンッ、


『ぐわっ!?

ダメージじゃない何かが…』

「精神的なダメージを与える。

くらい続けたら、動けなくなるぞ?

さらに、攻撃された場所、見てみな。」


『な!?』

傷口の一部が塵になっていた。


「光の槍。

光の属性はお前らにはきついだろ?


だが、安心しろ。

これで、止めだ。

リブロ《狙いを定める》」


ヒュッ、

光の槍を投げた。

ドシュッ、


鬼に刺さり、刺さった場所を中心に魔方陣が現れた。

「ラストロ《浄化する》」


ドッ、

幸大が刺さった槍を蹴る。


ビシュッ、


槍は鬼を貫通し、後ろにいたもう一匹にも刺さり、貫通した。


「な!?

二匹同時に!?」


「スサインド《滅する》」


バシュッ、

爆発せずに塵になった。



「さて、お前の父親が心配してるし帰るぞ。」
< 50 / 131 >

この作品をシェア

pagetop