魔法の戦士《bellator》
如月神社


「これで良いか?」

如月が巫女服を着て現れた。


「おお…」

「そ、そんなに見るな!!」

「いや、めちゃめちゃ可愛いぞ!!

最高だ!!」

「おお、君は話がわかるねぇ。」

皇が言う。

「改めて訊くが、お前の名は?

そして、何者だ?」

「俺は岡田幸大。

マギア・ベラトーラ


ま、簡単に言えば魔法使いだ。」


「気に入った!!

幸大君、神社を継ぐ気はないかい?」

「え?」

「是非とも翡翠を嫁にもらってくれ。

今すぐとは言わないが…せめて婚約だけでも…」

「父さん!!

何を言ってるんだ!

私は、」

「俺も神社を継ぐ気は…」

「翡翠を嫁にする気はあるということかね?」

「まぁ、可能性としては高いです。」

「おお!!

いや、しかし、神社の跡取りが…

神主になれば初詣は誰よりも最初にできるんだが?

それに巫女服がいつでも見れる。

他にも御守りが…」

「父さん、この者には他の女もいるんだ。

だからこの話は…」

「そうなのかね?」

「まぁ、他に3人ほど…

でも、俺は4人でもイケます!!」

「素晴らしい!!

男はそうでなければ!!


幸大君、翡翠を頼みます。」

「任せてください、お義父さん!」


「お義父さん…いい響きだ。」


「…勝手にしてくれ…」

如月が頭を抱えた。

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