魔法の戦士《bellator》
真名
翌日

昼休み 屋上


「と言うわけで、新しい仲間、如月翡翠だ!!」

ガンッ、

委員長が殴る。

「何が新しい仲間よ…」


「私もこの者たちと、とくにそこの悪魔と仲良くする気はない。」

翡翠が言う。


「ダーリンは一度拷問した方が良いみたいですね?」


「幸大、私だけじゃダメですの?」



「いや、その…取り合えず話し合いを…」


「断る。」

翡翠が言う。

「なぜお前が!?」

幸大が言う。

「この程度のことで文句を言う奴と話し合うのは無駄だ。」

「あれ?

翡翠さんはダーリンが色んな人と浮気をするのはOKなんですか?」

奈々が言う。

「誰彼構わずにと言うならば無論文句を言うが、

今回は私はお前たちよりも後だし、話を聞けば、幼馴染みに自分と両親の命の恩人。

これは誰彼構わずにとは言わない。

私も原因が幸大だとしても、鬼から助けてもらったことに変わりはない。


さらに言えば、日本の男女比は女性の方が多い。

つまり日本の全ての女性が結婚するためには一夫多妻が必要不可欠だ。」


翡翠が論じる。

「…。

わかりました。

ダーリン!!」


奈々が言う。

「ん?」

「今回は許します!!」

「それは助かる。

箸で刺されたら痛いからな。」


「そして、私はこの4人の中で一番をとれる様に、さらにダーリンを愛します!!」

奈々が抱きついた。
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