大好きな君へ
街にでたはいいけど…
人が多いよ~…あっ、今日土曜日じゃん…
私立だから土曜日も学校なの。
「人多いね~…」
あたしが何気なく言ったら、
「ん。」
陸があたしに向かって手をだしてきた。
「?」
あたしは訳がわからずきょとんとしてると
「手、つなぐから。」
陸が照れくさそうに言った。
「…はい。」
あたしも陸に手をさしだす。
そして手をつないだ。
「…陸、手おっきいね。」
「ジュリア、手ちいさくね?」
同時に言ったあたしたちは顔を見合せて笑った。
「あははっ!!」
「同時に言うなし!!(笑)」
それからあたしたちは手をつなぎながら
歩いていった。
「ジュリア、疲れてない?」
「ちょっと疲れたかも…」
「休憩しよっか。」
「うん。」
近くにあったカフェにはいる。