大好きな君へ
「男の子とプリとるなんて…初めて。」
「俺も女の子とプリとるの、初めてだよ。」
「……陸…大好き。」
…ってあたし何を!?
大胆なこと言ってない!?
「俺もジュリア大好きだから。」
陸まで…恥ずかし~…
恥ずかしくてあたしは下を向いていた。
「…ジュリア、上向いて?」
「ん?」
陸に言われて顔をあげる。
すると…陸の顔が目の前にあった。
気がついたら唇が重なっていた。
「…!!」
あたしが驚いたのがわかったのか、
陸は唇を離した。
「わりぃ…止めらんなかった。」
「…ファーストキス、陸でよかった…」
「…おぅ。」
陸が微笑む。
「…陸、もっかいして?」
「何回でもしてやる。」
そうしてあたしたちはプリ機の中で
何度もキスをした。