大好きな君へ


プリを撮ったあたしたちはゲーセンからでて
歩きだした。

…なんか苦しいかな…?

たぶんさっき初めてキスしたから…?

そう思ったあたしはあまり気にしなかった。

しかし…

ーーーーーードクンッーーーーー

いきなり苦しくなってしまった。

思わずしゃがみこむ。

「ジュリア!?どうした!?」

陸があわてて聞いてきた。

「…陸、ご…めん。発作…かも…」

しゃべるのもつらい。

「…!!?すぐ救急車呼ぶから!!」

陸が携帯で救急車を呼んでいる。

あたし…死ぬのかな…

そんなことを思いながら目を閉じた。

「…ジュリア!!……リア!!」

陸の声だ…

そこで意識を失った。


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