大好きな君へ


ーーーーここはどこだろう…

あたし、確か陸とデートしてて…

発作で倒れちゃったんだ…

陸に迷惑かけたなぁ…

そう思いながら、歩いていると

知らない女の人がたっていた。

「あなたは…?」

黒髪で真っ白な肌。瞳は明るい茶色。

「私は…三代川凜。陸の姉よ♪」

「えっ…?」

「あなたは…月宮ジュリアちゃんね?
陸がお世話になってるわね♪」

「あたしのこと…知ってるんですか!?」

「まぁね!!ここからいつも見てるから。」

「そうなんですか…」

あたしは驚きながらも納得した。

「ジュリアちゃんも心臓病なのね…?」

「はい…陸とデートしてて倒れちゃったんです。」

「あら…そうだったの…」

「あの…ここはどこですか?」

「ここは…みんなが言う天国ってとこかしら?」

「えぇ~!?」



< 56 / 93 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop