ゆびきり
その日の夜、詩織を寝かせた後、梨由は一人詠士が書いてくれた詩を読んでいた。




〜梨由へ〜


暗闇の中歩いていた


行く宛のない闇の中で


突然の眩しい光


闇は一瞬に温かい光の中へ


出逢いたかったんだ


見つけたかった


あなたに




〜詠士〜






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