エリートな彼は溺愛を隠さない
「……お話は終わりましたか、係長」

え?

突然背後から聞こえた声にビクリとしながら二人で振り返った。

あ。

そこには腕を組んで立ちながら見下ろす夏哉がいた。

「あ、うん。
…じゃあ城田さん、話の続きはまた」

村尾係長はサッと立ち上がるとその場を離れた。

「……夏哉?」

黙ったまま私を見下ろす彼から何となく感じる怒りのオーラ。

向こうの方から声がする。

「おーい、夏哉ー」

「なっくん、飲もうよ~」

……戻った方が…。

「あの、夏哉、呼んでるよ?」

「………」

「私の事は構わなくてもいいから、戻って?」


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