エリートな彼は溺愛を隠さない
「綾芽!!」

驚いた二人が俺を見て固まった。

村尾の腕から奪うように綾芽を取り返して俺の胸に納める。

「…夏哉…」

腕の中の綾芽を見下ろす。

…泣いてる…?

俺は村尾を睨み付けながら言った。

「係長、綾芽に何をしたんですか!?」

村尾はそんな俺を冷めた目で見返しながら冷たく言った。

「何かしたのは…君だろ、星野くん」

は?

…意味分かんね…。
何だ、こいつ。

「君が彼女を一人にして不安にしたんだろ。
自分は女の子に囲まれて楽しくしてたじゃないか」

え…。


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