エリートな彼は溺愛を隠さない
俺は次の瞬間にはもう走り出していた。

とにかく綾芽に今すぐに伝えないと。

…今は、あの頃の俺とは違う事。綾芽の側で、本当に変わろうと思ってる事。

店を出る瞬間に小高の声が微かに聞こえた。

「…マジかよ……」

…ああ、俺も驚いてるよ。

でも、俺らしくなくても、一生懸命で格好悪くても、……じっとしてはいられないから。

昨日、綾芽の目を直視した瞬間から、俺の中に今まで眠っていた何かが俺を突き動かしてくる。

どうしてこんな風になるのか、知ってりゃ俺が自分で何とかしてるよ…。



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