エリートな彼は溺愛を隠さない
「綾芽っ!」

俺が汗だくで髪を振り乱して課に駆け込んで行くと、部屋にいて談笑していた十人程の女性社員が驚きながら揃ってこちらを見た。

「あ…れ?城田さんは」

訊ねるとその内の一人が顔を赤らめながら
「ここにはいないわよ」
と言った。

「…あ、そう」

俺がそう言って部屋を出ようとした途端、他のヤツが聞いてくる。

「星野さん、城田さんと付き合ってるの?」

「え?」



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