【短編】保健医の憂鬱
長瀬亘はオズオズと起ちあがって
ドアに向かった
不安定な歩き方
その小さな背中に不安を覚える
「あのさ、
もうすぐ授業終わりだし
少し休んでいったら?」
声をかけると
長瀬は振り向いて
「じゃあ、着替えてきます。」
といって出て行った
は?
着替えてくる?
その不可解な行動に首をかしげる
休んでから着替えるんじゃなくて
着替えてから休みに来るのかな?
…それってどうなの?
訳わからないなー
今の若い子は…
そんなこと思っていると
長瀬は
学ラン姿で戻ってきた
なぜか手には
巾着とタンブラーが握られている
「長瀬、あんたここでお昼食べるの?」
思わず素が出てしまったが
そんな私など気にする様子もなく
長瀬はテーブルに弁当を置き
ソファーに腰掛けた
「はい。
ご一緒させてください。」
ニコッとほほ笑んだ可愛らしい笑顔に
わたしも
吊られて頷いてしまった
恐るべし
少女系男子
ドアに向かった
不安定な歩き方
その小さな背中に不安を覚える
「あのさ、
もうすぐ授業終わりだし
少し休んでいったら?」
声をかけると
長瀬は振り向いて
「じゃあ、着替えてきます。」
といって出て行った
は?
着替えてくる?
その不可解な行動に首をかしげる
休んでから着替えるんじゃなくて
着替えてから休みに来るのかな?
…それってどうなの?
訳わからないなー
今の若い子は…
そんなこと思っていると
長瀬は
学ラン姿で戻ってきた
なぜか手には
巾着とタンブラーが握られている
「長瀬、あんたここでお昼食べるの?」
思わず素が出てしまったが
そんな私など気にする様子もなく
長瀬はテーブルに弁当を置き
ソファーに腰掛けた
「はい。
ご一緒させてください。」
ニコッとほほ笑んだ可愛らしい笑顔に
わたしも
吊られて頷いてしまった
恐るべし
少女系男子