愛情狂現-2人の日常-
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長谷川君が作ってくれたカレーも食べたし、秋の様子でも見に行こうかな。
ソファーに沈んだ体を起こし、替えの冷えピタと氷枕を持つ。
「秋ー、大丈夫ー?」
ドアの隙間からそっとのぞき込み、声をかける。
すると秋はベッドの上に座っていた。
「あれ、起きてたの?」
不思議に思いながらもゆっくりと秋に近付く。
「ダメじゃん、寝てなき「ねぇ、さっきのお粥。誰が作ったの?」
私の言葉を遮るように静かな声が響く。
気付いているわけがない。
長谷川君が来ていることを気付かれないように細心の注意を払ったのだ。
きっとあまりにおいしかったから疑ってるんだろう。
・・・と、思いたい。