大地くんの天気予報
「…でもね、絢ちゃんにしては珍しく、なんだかすごくしおらしい感じてそう言ってきたのよ…。もしかしたら、あなたに何か謝りたいのかもしれない…」
…絢姉さんが、僕に謝る…?
僕には、あまり信じられなかった。
「…まぁ、男の子が女の子の部屋で待ってるっていうんなら心配だけど…、清風は男の子だもの、そんな心配はいらないわよね…」
そう言って苦笑いする母さんに、僕も苦笑いを返して言った。
「…そうだよ、問題ないよ」
僕はとにかく靴を脱ぐと、玄関を上がってすぐ右にある階段を、ゆっくりと上がっていった。
そんな僕の姿を見届けると、母さんもすぐに、奥の部屋へと戻っていった…。