深海のサンドリヨン



『………。』

はたり、はたり、
いつの間にか溢れ出した水晶のように透き通った雫は、ゆっくりと海に溶け込んでゆく

「変わった子。
君が泣くことなんてないのに。」

『…私、その辛さはよくわかるもの。
またその辛さを味わうなんて私は嫌だわ。
堪えられない…!』

「本当に…変わった子。」

王子は苦笑すると、夜風が吹く海の果てを見据えました

レフィ-には輝かしく見える光景が、王子にはどのように見えているのだろう




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