2番目の恋人
「愛華のことは俺に任せて。皐の代わりに、ちゃんとそばで支えていくから」
優しい声に、胸が締め付けられた……
「莉緒、悪い。待たせたな。……何かあったのか?」
教室に帰ってきた皐が、直ぐにあたしたち2人の雰囲気の異変に気づいた。
「うぅん。何でもないの……」
「何でもないって……。ナガレ、莉緒に何かしたのか?」
「違っ!!」
「いくらお前だからって、莉緒を泣かせたら容赦しねぇぞ。」
「っ……///」
嬉しいなんて今思うのはダメなのかも知れない……
でも、やっぱり人間って正直。
愛されてると感じる言葉が、何よりも嬉しい……
「ははっ、何もやってねぇ―よ♪今は……」
わざと気に障るようなことを言って、チラッとあたしを見た。
「てめぇ―…。莉緒っ!帰るぞ。」
――グイッ
腕をおもいっきり掴まれる。
「えっ!?さ、皐!?」
ナガレくんは笑いながら手を振っている。