2番目の恋人
「……―わかった。」
「ありがとうございます。その時はまたご挨拶に伺います」
リビングに戻ると、何やら話し込んでるお父さんと皐……
「何話してるの……?」
不思議に思い、話しかけた。
「ん?男同士の会話だ。なっ、皐くん。」
「えぇ、そうですね」
な、なによ……
さっきまでピリピリした空気だったのに、何仲良くなっちゃってるのよっ!!
「皐くん。」
「はい?」
「莉緒のことをよろしく頼んだぞ。」
お父さん……
「強がりだから、きっと素直じゃないと思うが……」
そのセリフは必要ないです。
「分かってます。」
皐ぃ!?
「強がりで、不器用で、生意気で……」
あ、あの……皐くん。
そこまで言わなくても……
「でも、誰よりも相手の痛みを分かる莉緒だってことを。そんな莉緒だからこそ、僕は莉緒に惚れちゃったんで。」
「っ……///」
皐の優しい口調に、涙が出そうになる。
「ふっ、皐くんになら本当にこのままお婿さんに来てもらってもいいんだけどな。」
「なっ!お父さんっ!!」
婿って!
「もちろん、莉緒に許可を貰ったら、すぐにでもお婿さんになりますよ。」
「さ、皐っ!!」
笑い合っている男たちを他所に、あたし1人だけテンパっていた……