ぼくらのハーモニー Ⅲ
バスから降りて荷物を所定の位置においてから、リハーサル室へ向かった。
打楽器は搬入口へ行った。
リハーサル室ではチューニングがほとんどだった。
入念にチューニングをしていた。
「・・・ぁ。」
「どうした?」
「リードが・・・。」
すると、オーボエのリードが割れた。
「何やってんの!」
先生は怒った。
あきれていた。
リードを替えると吹きにくくなる。
ほぼ新品のを使うのだ。
慣れるまでには何ヶ月もかかる。
「すぐ変えて来い!」
先生はまた怒鳴った。
「なんで・・・今・・・。」
ひとりの失敗は伝染する。
それが第一台の特徴だった。
第二リハーサル室。
「う・・・うぅ。」
「泣くな!」
泣いた。
バリトンがなく。
なんで・・・
プレッシャーに押されそうだった。
一年生にとって初舞台。
しかもコンクールだったのだ。
でも負けていられない。
勝たなきゃ・・・